浦岛太郎儿歌日语歌词

むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎(うらしまたろう)という若者がいました。

浦島さんが海辺を通りかかると、子どもたちが大きな亀(かめ)を捕まえていました。

そばによって見てみると、子どもたちがみんなで亀をいじめています。

「おやおや、かわいそうに、逃がしておやりよ」

「いやだよ。おらたちが、やっと捕まえたんだもの。どうしようと、おらたちの勝手だろ」

見ると亀は涙をハラハラとこぼしながら、浦島さんを見つめています。

浦島さんはお金を取り出すと、子どもたちに差し出して言いました。

「それでは、このお金をあげるから、おじさんに亀を売っておくれ」

「うん、それならいいよ」

こうして浦島さんは、子どもたちから亀を受け取ると、

「大丈夫かい?もう、捕まるんじゃないよ」

と、亀をそっと、海の中へ逃がしてやりました。

さて、それから二、三日たったある日の事、浦島さんが海に出かけて魚を釣っていると、